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優れた人気と確かな品格を兼ね備えた街「渋谷区神宮前」

原宿や表参道として圧倒的な知名度を誇る、若者を中心としたカルチャーの発信地。

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若者に人気を博す原宿や表参道として知られる、渋谷区神宮前。

原宿や表参道といえば、誰もが一度は訪れてみたい東京の定番人気スポットです。しかし意外にも、そうした名前の住所は存在しません。実はあの一帯の多くは、渋谷区神宮前という住居表示となっています。神宮前とは、渋谷区代々木にある明治神宮に由来しています。そしてこの明治神宮の参道として作られたのが表参道でした。

神宮前は一丁目から六丁目までがあり、西側を渋谷区代々木アドレス、東側を「表参道」駅周辺の港区北青山アドレスとするエリアです。

主な利用駅は、JR山手線「原宿」駅と、東京メトロ千代田線と副都心線「明治神宮前」駅であり、東京メトロ半蔵門線「表参道」駅も利用可能です。

2020年に開催される東京オリンピックのメイン会場である新国立競技場にも近いという特徴があります。


鎌倉街道の宿駅があった「原宿」から、明治神宮にちなんだ「神宮前」へ。

神宮前という地名が誕生したのは、1965(昭和40)年のこと。それ以前は、「原宿村」という地名が使われていました。江戸時代初期、鎌倉街道の宿駅が置かれていたことから、「原っぱの宿」ということで辺り一帯を原宿と呼んでいたとされます。この辺りは、江戸時代は武家屋敷や寺院が並び、明治になると華族の屋敷が多くなったようです。

1906(明治39)年にここに誕生した駅名も、古くからの地名である「原宿」の名が付けられました。なお、明治神宮が創建されたのが1920(大正9)年であり、その前年の1919(大正8)年には、表参道が整備されています。

その後、住居表示法が施行されたことをきっかけに、1965(昭和40)年に原宿の地名は廃止されることとなりました。実はこのとき、「原宿村」と、編入された「穏田村」のどちらの名を残すかで意見が分かれ、どちらも譲らなかったことから明治神宮にちなんだ「神宮前」の名で折り合ったと言われています。また、原宿の名の消失を惜しむ声から、神宮前三丁目の妙円寺には「原宿発祥之地」の石碑が置かれることとなりました。

 

原宿駅
原宿駅
明治神宮
明治神宮

 

若者のファッションをリードしながら、確かな品格も備えた街。

神宮前(原宿および表参道)は、常に新しい流行の発信拠点でもありました。外国文化の影響を強く受けた「原宿族」、ファッション雑誌に影響された「アンノン族」、独特の派手なファッションでダンスを踊った「竹の子族」など、時代ごとに多くの若者が集まり、若者を中心としたファッションの街として、人気を博してきました。

今もその人気は衰えることを知らず、10代が集まる「竹下通り」、個性豊かな店舗が揃う「裏原宿」、原宿のランドマーク的存在のファッションビル「ラフォーレ原宿」、海外の有名ファッションブランドの旗艦店の数々、2006年にオープンした「表参道ヒルズ」、2015年にオープンしたばかりの「原宿アルタ」など、注目すべきスポットは枚挙に暇がありません。

特に表参道は、銀座と並ぶほどの一大ショッピングストリートを形成。明治神宮の参道であるため、パチンコ店や風俗店などといった営業が禁じられており、ケヤキ並木の美しさとともに界隈には品格の良さが漂います。年末年始のイルミネーションも人気を博し、毎年この季節には、1,000万人ほどが訪れるといわれています。

神宮前界隈は商業施設ばかりが注目されがちですが、一方で「渋谷区立中央図書館」や「国際連合大学本部」、「トルコ共和国大使館」、「國學院高等学校」などといった、国際的な施設、文教の施設が揃った特色もあります。界隈の住居も、品格漂う高級住宅街が多く存在しています。

渋谷区神宮前エリアはまさに、優れた人気と確かな品格を兼ね備えた憧憬の街だと言えるでしょう。

 

表参道イルミネーション
表参道イルミネーション
国際連合大学本部
国際連合大学本部

パーク・ノヴァ神宮前

原宿インペリアルハイツ

インペリアル表参道

モアクレスト神宮前

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