「渋谷区広尾 第3回」憧憬のエレガントさが漂う、国際色豊かな高級住宅街
ハイソな雰囲気と国際性、文教の雰囲気も漂う気品の街<街並>
おしゃれな高級住宅街としても知られる広尾。雑誌などのメディアで特集される機会も多く、界隈を歩くだけで、その気品と清潔感に魅了されることでしょう。広尾駅周辺や外苑西通りを中心に、デートスポットにぴったりのセンスの良いオープンカフェやレストランが点在し、界隈に建つ建物のデザインにも洗練さが感じられます。
地域の主なショッピングスポットは、国際色あふれる「ナショナル麻布スーパーマーケット」、ビューティーやカルチャーといった専門店街の「広尾ガーデン」、レストランやアパレルショップが揃うショッピングモール「広尾プラザ」などがあります。「広尾プラザ」には、マダム御用達の高級スーパー「明治屋広尾ストアー」、宝飾品などの「銀座和光」といった、ハイクラスな店舗が集約され、その確かなクオリティはまさに広尾の象徴にもなっています。一方で外苑西通りを挟んだ渋谷側は、まったく異なる風景が広がります。広尾商店街を中心に、昔ながらの惣菜店や喫茶店、銭湯などがあり、ハイソなイメージとは一線を画す雰囲気もまた、地域の親しみやすさにつながっています。
広尾駅近くの麻布アドレスには、ドイツ大使館、スイス大使館、ルーマニア大使館など、各国の大使館が多く、インターナショナルな雰囲気が漂います。そのため、広尾界隈にはインターナショナルスクールが多いというのも、一つの特徴です。海外から直輸入された食品を多く扱う「ナショナル麻布スーパーマーケット」も、利用客の多くが外国人です。
外国人が多く集まり国際色が豊かになったことで、英語対応のできる施設も増えていきました。その顕著な例が医療施設です。広尾周辺には、「東京都立広尾病院」、「日本赤十字医療センター」、「北里研究所病院」といった大きな病院が点在していますが、その背景には、英語対応可能なスタッフを抱えた医療施設へのニーズが挙げられます。
名門校といわれる教育施設が多いことも、広尾のステイタスを裏付けています。その象徴ともいえるのが、1916年に開校したミッションスクールを起源とする日本有数のお嬢様学校「聖心女子大学」。皇后陛下を始め、数多くの著名人を多数輩出しています。そのほか、慶應義塾が運営する私立小学校「慶應義塾幼稚舎」、難関校への進学率も高い男子御三家の一つ「麻布学園(麻布中学校・高等学校)」などがあり、いずれも高い人気を誇ります。
広尾を語る上で忘れてはならないのが、広尾のオアシスとして親しまれている「有栖川宮記念公園」です。有栖川宮邸として利用されていた盛岡藩の屋敷跡を、昭和9年に一般開放した公園です。その総面積はおよそ67,131㎡。丘や渓谷、池などがある、麻布台地の変化に富んだ地形を活かした、自然の豊かな日本庭園です。春にはウメやサクラ、ハナミズキ、夏にはハナショウブやアジサイ、秋にはイチョウなど、それぞれの季節に応じた美しさを堪能することができます。園内には国内の公立図書館としては最大級の蔵書を誇る都立中央図書館が併設。窓外に季節の花々が咲き誇る静かな環境で、思い思いの書物を読み耽るのも、なんとも贅沢なひとときです。
都心の利便性は捨てがたいけれど、賑やかさや喧騒から離れた落ち着きある雰囲気を愛する人にこそ、ぜひオススメしたい街。それが広尾です。
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