「新宿区神楽坂 第1回」江戸の情緒や文化を継承し、フランスのエスプリも漂う魅惑のスポット
昔ながらの花街の趣きを今なお残す場所<食・アクセス情報>
東京のほぼ中央に位置する新宿区において、古き良き情緒を今なお受け継ぐのが神楽坂です。外堀通りに面した神楽坂下(飯田橋駅付近)から大久保通りに面した神楽坂上(神楽坂駅付近)まで続く早稲田通りが、「神楽坂通り」と呼ばれるこの街のメインストリートです。アドレスは、個性豊かな店舗が建ち並ぶ神楽坂通りを中心に、神楽坂一丁目から六丁目までが存在しています。
主なアクセスの拠点は、JR総武線をはじめ複数の地下鉄が交差する「飯田橋」駅、東京メトロ東西線「神楽坂」駅、都営地下鉄大江戸線「牛込神楽坂」駅など。東京メトロ東西線や有楽町線、南北線なども利用できるため、都内の至るエリアからアクセスしやすいポジションでもあります。さらに首都高5号池袋線の飯田橋インターにも近く、車利用にも便利です。
この街の界隈をそぞろ歩きながら、ふと路地へ入ると、細い石畳の道、黒い板塀の料亭があり、耳を澄ませば三味線の音が聞こえてくるなど、まるでタイムスリップしたかのような趣きのある風景に浸ることができます。こうした趣き深さは、大正時代にこの地で隆盛を誇っていた花街としての由緒。ここ神楽坂は、今なお老舗の料亭や割烹、芸姑さんを目にすることのできる、昔の風情を色濃く残した貴重なスポットとなっています。格式ある料亭で懐石料理に舌鼓を打ち、芸者衆のおもてなしに触れるのは、この街の粋な楽しみ方だといえるでしょう。
料亭や芸姑といった花街としての趣きのほか、フランスを彷彿とする一画やレストランが多いことも、神楽坂の特徴です。昔から多くのフランス人が実際に住んでいたことが、大きな要因かもしれません。そうした雰囲気が、東京の小さなパリとして多くの人々から親しまれています。
神社やお寺も多く、神楽坂通りの中心にある毘沙門天善國寺は、この街のランドマークにもなっています。