「中目黒 第1回」センスよく快適さが開花された、目黒区の中心。
新旧の魅力が入り交じる、人気の街「中目黒」
中目黒といえば、目黒川の桜並木を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
おしゃれなグルメスポットやセレクトショップが特徴的な目黒川沿いは、テレビや雑誌などでも紹介されるほど有名な桜の名所であり、春になると多くの花見客で賑わいます。
一方で、中目黒には古くからの商店街があり、近年では相次ぐ再開発があったりなど、人々が生活を営む基盤としても、長く整備され続けている歴史があります。
大通りから少し入れば、寺社が点在する落ち着きある街並が今なお残されていて、そのバランスの良い住環境は、各種調査による「住みたい街」として上位にランクインするほどです。
そんな中目黒の暮らしの基点となるのが、東急東横線と東京メトロ日比谷線の利用駅である「中目黒」駅です。この駅があるのは「目黒区上目黒三丁目」で、実は中目黒アドレスではありません。行政区としての中目黒は一丁目から五丁目まであり、駅よりも南東部に位置していますが、広義では駅を中心とした一帯も含めて中目黒と呼んでいます。
利用路線である東急東横線は、2013年より「渋谷」駅から東武東上線「森林公園」駅や西武池袋線「飯能」駅まで、「横浜」駅から横浜高速鉄道みなとみらい線「元町・中華街」駅まで相互直通運転を開始。そのため、「中目黒」駅にも幅広いエリアから訪れやすくなりました。また、「中目黒」駅は東京メトロ日比谷線の始発・終着駅でもあるため、朝のラッシュ時でも少し待つだけで座って通勤できるというメリットがあります。
中目黒周辺には山手通りや国道246号などの幹線道路も多く、クルマでの移動にも便利です。首都高速3号渋谷線「池尻」出入口や「渋谷」出入口、中央環状線「富ヶ谷」出入口も近いため、高速道路も利用しやすくなっています。
買い物にも不自由することはありません。「中目黒」駅のすぐ近くには、「目黒銀座商店街」や「中目黒駅西銀座商店街」など、人気のある商店街も充実。イベントも多く、地域の人々の暮らしを支えています。
21世紀に入ると、駅周辺で相次いで再開発が行われました。その結果、「中目黒ゲートタウン」や「ナカメアルカス」がオープン。2003（平成15）年には駅前に目黒区総合庁舎が移転してきたことで、目黒区の行政の中心にもなりました。
そして昨年の秋には、駅の高架下を活用した、その名もズバリ「中目黒高架下」が開業。新たなグルメ・ショッピングスポットとして、大いに注目されています。